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【3.11の英雄たちの実話】 今救助犬と出動します! ~by 村瀬 英博~

2014年1月14日|スタイル > 聞く

村瀬英博

NPO救助犬訓練士協会(RDTA)理事長、村瀬ドッグトレーニングセンター代表

日本警察犬協会、日本シェパード犬登録協会、ジャパンケンネルクラブ、公認訓練士、JKC・A級審査員、IPO審査員、救助犬審査員、シェパード犬審査員資格取得。1993年WUSV世界選手権・日本代表をはじめとし、数多くの国際大会に日本代表として出場し、入賞経験を持つ。

 

 

 

私達は、2013年3月11日の「東日本大震災」まで、国内でも海外でも自主的に動くコトしかできませんでした。ですが、東日本大震災の時は、今までの実績として、海上自衛隊の警備犬を救助犬に転用するなどの経歴があり、警察庁から出動依頼を頂き、発災後6時間後の21時くらいに、ただちに自力にて出動をするよう要請されました。

ですが、自力で向かうとなると丸一日以上かかってしまうと予測された為、海上自衛隊の「横須賀総監部」に連絡を取り、救助犬を乗せて被災地の方まで送ってほしい旨を伝えました。嬉しいコトにとても良い返事を頂き、発災の翌朝9時くらいに宮城県の「霞の目」に向かいました。

普通の方たちは発災の日から夜通し自力で向かっている方がほとんどでしたが、私達は翌日の朝に出発し、お昼には被災地に到着することが出来ました。

到着後は、陸上自衛隊の持つ大型輸送用トラックに乗り、我々がベースキャンプとしていた宮城県の警察学校に向かいました。ベースキャンプに到着後は、宮城県警の持つ機動隊用車両に乗り、宮城県の閖上(ゆりあげ)という地域と、福島よりの地域を担当する2班に別れて向かいました。

私が担当したのは閖上の方でした。閖上はまともに津波の被害を受けてしまっていて、閖上大橋を渡るとテレビなどでもよく報道されていた「仙台空港」などがある場所でしたので、予想は出来ていましたが、予想よりも悲惨な有様でした。

橋の袂の土手の部分に、建物という建物がすべて押し付けられ、まともな形で残っていた建物はほとんどありませんでした。海のほうへ向かい、救助犬と捜索を開始しましたが、建物は基礎くらいしか残っていませんでした。

私達は、国内はもとより、海外でも災害救助に派遣されています。台湾で起きた921地震にも救助に向かいましたし、中越地震の方にも向かいました、インドネシアのパダン沖地震にも国連の一員として救助に参加しました。

それらの地震では、建物は「潰れている」ものがほとんどでしたが、今回の東日本大震災の場合は、建物が「流れてなくなっている」ものがほとんどでしたので、救助も難航を極めました。

建物が潰れている場合などは、普通人間では見つけられない場所を救助犬達が見つけるのですが、今回の場合は犬達も全く反応を見せる兆しもありません。そうですよね、建物が「ない」のですから。

時々、犬達が匂いを捉えてスーッと向かって行くことがありましたが、すぐに戻ってきてしまいます。きっとそれは、亡くなられた方たちのご遺体に残っていた匂いに引かれて向かっていったのでしょう。

私達の育てている犬達は、「意識はないが心臓は動いている状態」や「吐息」を感知して捜索するように訓練されています。今回の場合は、匂いは残っているがそういった気配がないので、これは違うと判断して戻ってきてしまうケースが何度もありました。

夕方頃に、また来た道を引き返して戻っていると、先ほど犬達が反応した近くの建物の横には、毛布に包まれたご遺体が並んでいました。きっと犬達は、その方たちの匂いに反応したのでしょうね。結局その日、私達は生存者の方を発見する事が出来ませんでした。

ですが、その日感動するような場面に出くわすことが出来ました。

救助している最中に、ある男性が私達の抱える救助犬であるエロスという子に突然抱きついてきました。「その犬は私達の救助犬ですよ」と伝えると、男性は泣き崩れてしまいました。話を聞くと、「この子にそっくりな黒いシェパード犬を見ませんでしたか?」と聞いてきました。その方は、自分たちが逃げるのが必死で、犬をリードで繋いだままで連れて行くことが出来なかったそうです。繋いだままだし、逃げられる状況ではないのは分かっているけど、どうにか逃げた可能性があるのではないかと希望を持って探されていました。

私達も犬と一緒に暮らしていますので、その方の気持ちは痛いほど分かります。

その場は少し話をして別れましたが、捜索を終了し戻っている最中にその男性に偶然またお会いする事ができました。ふと横を見ると、男性が黒いシェパード犬を連れていました!「見つかったんですか!?」と声をかけると、男性は泣きながら嬉しそうに「見つかったんです!」と言っていましたね。やはり、犬というのは本当に凄いと心から思いました。

私達は、こういった被災時の犬達の管理を促す活動も必要だな、と思いました。もちろん、犬を助けて人がなくなってしまうのは良くありませんが。避難所の方には飼い主と一緒に向かうのがベストです。犬だけの避難所に行ってしまうと、飼い主のもとに戻れない場合がほとんどです。大体の場合が、飼育放棄状態になり、里親さんの元に行ってしまいます。ですが、避難所に犬と一緒に逃げた方たちは、「どうにかこの子の為にも社会復帰しよう!」と奮闘する方が多くいます。被災時の心の拠り所としても、犬達は重要な役割を持っていると思いました。それは、1995年に起きた阪神淡路大震災の時からのデータでも立証されています。

もう一件、避難所ではこんな事もありました。パジャマ姿のご夫婦が何か必死に探されているようでしたので、声をかけました。すると、「この避難所にいるとまた津波の危険性があるので、慌てて別の避難所に逃げたんです。ですが、別の避難所に犬を連れて行くことが出来なかったので、近くに止まっていた車に犬をつないでおいたのですが、波に車が流されてしまって…。」との事。

結局、その方たちは自分たちの犬を発見する事は出来ませんでした。きっと、車ごと犬も波にのまれてしまったのでしょう。

こういったケースは、本当に多くあります。その為、私達はこういった経験などをもとに全国で被災時は避難所などでもしっかりとペットを受け入れるような体制を作っていくような活動をしています。しかし、それには飼い主側もしっかりと普段から躾をしていなければなりません。犬の苦手な方などにもちゃんと受け入れてもらえるようにしないといけませんし、アピールもしていかなければいけません。それこそ、基本的な事で「シャンプーを嫌がらないようにしましょう」「歯みがきをちゃんと出来るようにしましょう」なども、日ごろからの飼い主との訓練が大切です。そういった事を、皆が出来るようにしていかないと、こういった緊急時などでも受け入れてもらいにくくなってしまいます。

シャンプーも歯みがきも、絶対に躾の中では必要なものです。こういったケアするものを、ちゃんと力を抜いて、しっかりと飼い主に身をゆだねる。それが本当の犬の躾だと思います。「おすわり」が出来る、「待て」が出来る、そういうことではないのです。飼い主が犬達をしっかりと管理されるのを受け入れられるようにするのが、「躾」であり、「教育」であるのだと私は思います。「座れ」「待て」はその延長線上であり、まずはきっちりとペットを管理出来るようにしていきましょう。

被災地や避難所など極限状態の場所で、ペット達が原因でストレスが溜まってしまう人は絶対にいます。ですが、そういう人たちに少しでも負担をかけないよう、日頃からケアなどをしっかりと出来るように教育し、信頼関係を築いていきましょう。そうすれば、人もペットも一番安心で幸せな環境を作っていけると思います。

「ペットがいるから」と、自立して人一倍早く社会復帰していった人たちも多く見てきました。ペットというのは、本当に人の力に、支えになってくれる生き物です。被災地などに行く度に、そういった事を強く感じるようになりました。

ですから、こういったJOHN PAUL PET の製品のような、ケアに関する物の必要性というのは、もっと世の中に広めていかなければいけないと思います。ペットの教育の一環として、ケアをするという事はとても大事だと思います。

 私達は、今年の10月にオランダで行われる救助犬の世界大会に出場します。去年はウクライナで行われた際は審査員として参加しましたが、オランダという国は福祉の面などでもとても進んでおり、今後の救助活動でも参考になると思っています。

インドネシアの救助に要請された際は、つい何時間か前には救助を求める方たちの声が聞こえた場所でしたが、犬達が全く反応しない所などもありました。

そこは、オーストラリアのクイーンズランドチームと一緒に捜索をしましたが、やはり宗教観などの違いなどからか、驚かされることが多々ありました。

日本はやはり、仏教の国ですから 、遺体の中にも魂があると信じられています。なので、ご遺体でも手厚く葬らなければならないと思うのですが、彼らの価値観からすると、遺体はあまり重要視していないらしく、犬が反応しない場合は高感度の捜索機器なども救助車から下ろすこともありません。むしろ、反応のない所はすぐにブルドーザーなどを使って建物自体崩してしまいます。我々からすると非情なようですが、それくらいそのチームは犬を信頼して生きている人はいないと確信を持っているわけです。逆にご遺体を長時間そこで放置しているよりも、一刻も早くご遺体を出してあげようという考えの上ですので、信頼と合理性な考えなのでしょう。衛生面でも早めにご遺体は出してあげないといけませんしね。

台湾の地震の際も、台湾は暖かい国なので、温泉などが出やすい地域でもあったので、あっという間にご遺体が腐敗していってしまいます。その腐敗したご遺体から病原菌などが発生してしまう事もありますし、一刻も早くご遺体を冷暗所まで運ぶというのも、救助活動の一環になるわけですね。

我々と親しくしている台湾の消防局がハイチ地震の救助に行った際など、一日目に救助犬を使って多くの方を救助したそうですが、二日目にはご遺体からの腐敗臭が酷すぎて、まったく犬達が動けなくなってしまったそうです。そうなってしまう前に、やはり少しでも多くの生存者だけでなく、ご遺体も救助しなければいけないのだな、と思いました。

 

犬は嗅覚が鋭いのはご存知だと思いますが、昨今では香りのきつい用品などが増えてきています。香りなどの嗜好が犬と人間とでは全く違います。シャンプーが終わった後に、自分が気に食わない場合は、地面などに身体を擦り付ける場合などもありますが、やはりそれは嗜好と合ってない場合などが多いのでしょうね。

アメリカなどでは今ブレイクしているようですが「害虫探知犬」というものがあります。トコジラミなど、高級ホテルや家庭にいる害虫などを探知する犬ですね。練習用に虫を入れたカプセルなどをもらいますが、全く我々が匂いを嗅いでも感じ取ることが出来ません。やはり、犬達の嗅覚は我々が想像している以上に鋭いものです。

躾や訓練においても、嗅覚から脳を活性化させて行っていくものなどもあります。「服従」や「防衛」、「アジリティ」だけを行っている犬より、「探知」や「選別」などの訓練を行っている犬達の方が、より人間味が出てくると言いますか、言葉の理解なども高くなっている傾向があるように思えます。海外にはパピー用玩具などが多くありますが、やはり嗅覚を利用して作っているものが多くありますね。その辺の認知については、海外と日本では少しまだ違いがあるのかな、と思います。

なので、やはりシャンプーや用品などは過剰な匂いがあると、犬達からは微妙な匂いの差異などが分かりにくくなってしまうのかなと思いますので、やはり香りは控えてあった方が良いのかなと私は思います。

 

・今後の夢はありますか?

そうですね。日本はこんなにも地震大国と言われ、世界で一番地震の多い国にも関わらず、未だ救助犬というもの自体の認知度が低いように思われます。ですので、国の基準でしっかりとレベルを決めてもらい、もっと誰でもそのレベルに対してチャレンジしていけるようなシステムを作ってもらいたいと思います。一人の人、一つの協会とかではなく、この国全体そのものがレベルアップしていく、そういったものに自分たちが関わっていければ良いかな、と私は思います。

左からJOHN PAUL PET JAPAN 代表  SEWHAN KIM、NPO救助犬訓練士協会(RDTA)理事長 村瀬英博、事務局長 ラリーエバンス

JOHN PAUL PETは、救助犬訓練士協会を支援しています。

我々は動物保護活動だけでなく社会貧困層への寄付・サポート活動でより暖かく人間味の溢れる社会を目指して活動していきます。

●NPO救助犬訓練士協会(RDTA)ホームページ:http://rdta.or.jp/

●救助犬の育成・活動にご協力ください!:http://rdta.or.jp/contents_5/contents_5.html

Peace, Love and Happiness !

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Presented by JOHN PAUL PET JAPAN (ジョン・ポール・ペット・ジャパン)

商品ラインナップ

  • オートミールシャンプー
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